「はいふり」に思うアニメのサプライズ演出と時差問題。
4月に入り新しい春アニメの放送も次々と始まっています。
その数々のアニメの中でも今回は「はいふり」について。
(※以下、第1話のネタバレが一部含まれます。)
最近では「がっこうぐらし」に代表されるように
可愛いキャラデザやアニメ公式サイトなどで平和な日常アニメのように見せかけて
第1話のラストで、実はそんな軽い話じゃない!という、ネタばらしをするサプライズ的な演出が用いられることがあります。
4月に放送が始まった「はいふり」でも同様の手法が使われ、
アニメ本編の終盤でいきなり主人公たちの乗った艦が砲弾で狙われたり
さらには反乱者として扱われたりという冒頭の雰囲気とは違う大きな展開を見せ、
エンディング中で本当のアニメタイトルが「はいふり」ではなく、
「ハイスクール・フリート」であることが明かされるサプライズ的な演出がされました。
TOKYO MXなど3局での第1話の放送終了直後には
早速アニメ公式サイト、公式ツイッターで作品タイトルを「はいふり」から「ハイスクール・フリート」表記への変更を実施。
一気に話題性を狙って作品を盛り上げていこうという戦略だと思われるのですが
気になるのはまだ放送されていないテレビ局が複数あること。
「はいふり」改め「ハイスクール・フリート」、ご覧頂きありがとうございます。いかがでしたでしょうか。https://t.co/0sVnSZsOO5 #はいふり pic.twitter.com/PRiGwMtAZb
— 「ハイスクール・フリート」公式 (@hai_furi) 2016年4月9日
最速で放送されたのは地上波ではTOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビの関東エリア3局のみで
その他の、関西圏のサンテレビ、KBS京都はもちろん、
テレビ愛知やテレビ北海道、TVQ九州放送は2日から3日遅れの放送です。
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最速でアニメを見た一般の視聴者が感想を書くのは普通なのですが、
公式側が、放送前エリアの視聴者が閲覧されることが容易に予想できる公式サイトやツイッターで
先に「公式ネタバレ」をしてしまうのは
放送前のエリアの視聴者にとってサプライズ的な演出の(多くが)不発に終わるだけではなく、
第1話のラストを見ていてどこか盛り上がりたいのに冷めた気持ちになってしまうのが少し残念です。
もちろん今回サプライズされた部分は"致命的"な部分ではなく絶対的に悪いとは言えないのですが、
放送を見ていてどこか勿体無い気持ちになってしまいました・・・。
今後、他の作品で今度は"致命的な"要素で
同様のことが起こらない事を祈るばかりです。
それはそうと「ハイスクール・フリート」は可愛いキャラが多いのが素晴らしいですね!
特にマロンちゃんのデザインが良いです。
慧ちゃんも可愛い!
・関連リンク
TVアニメ「ハイスクール・フリート」公式サイト