KDDI vs.ドコモ 今年もやってきたコミケ対決と戦いの歴史。

f:id:kanro-neko:20140816031836p:plain


ケータイ、モバイル好きの間では「コミケ」と言えば
KDDIの田中社長に一番厳しいイベントと言わせるくらいに過酷な環境で
どこのキャリアがどれくらい快適に使えるか、
もしくは使えないかを試す絶好のイベントとしても有名。

さらには最近は各キャリアがこぞって移動基地局車(車載型基地局))や人間Wi-Fiなどと呼ばれる方法を用いて
イベント参加者へのアピールや通信環境の改善に積極的に取り組んでおり
まさにケータイ、モバイル好きが楽しめる日本最大級のイベントと言ってもいいくらいになっています。


そしてここ最近のコミケに対する取り組みとして注目を集めているのが
少し固いイメージのあった携帯キャリア側の人間がアニメのコスプレをしたり
さらには痛車ならぬ痛基地局を投入したりとコミケの雰囲気に合わせた取り組みです。

これまで痛基地局などは数回ほど実施されてきましたが
コミケ参加者などの反応を見る限り概ね交換をもって捉えられているようで
毎回続けていることからも分かるようにキャリア側としても一定の効果があると考えているようです。



KDDIが初めて痛移動基地局車が投入されたのが1年前の「コミックマーケット84」で、
その年の4月のエイプリルフールで「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」とコラボネタを披露した流れで
KDDI渾身の「俺妹」仕様の痛移動基地局車を投入。

貼り方としてはいわゆる冷蔵庫張りに近いようなもので
最近のかなりクオリティの高い個人の痛車には残念ながら及ばないものの
いわゆる萌え系の可愛いイラストが多数貼ってある光景は参加者に衝撃を与えました。
コミケ83」で出現した「人間Wi-Fi」も続けて投入されました。


そんな好評だったKDDIを放って置かなかったのが日本最大の携帯キャリア「NTTドコモ」です。

角川と共同で運営している「dアニメストア」などアニメとの繋がりが強くなっているドコモは
その利点を活かし、イベント開催前に公式ツイッターなどで「痛移動基地局車」の投入を予告。

塗装でもステッカーでもなく垂れ幕という仕様ながら
KDDIの独走を許さないドコモの一手目と考えるとすーぱーそに子仕様は悪くない挑戦でした。
もちろん当日はdアニメストアの宣伝されていました。

ドコモ版人間Wi-FiことWi-Fiサポーターも投入。

ドコモ、「すーぱーそに子」仕様の基地局車をコミケ85に投入 - ケータイ Watch


しかしこの分野では一歩先行しているKDDI
まだ参戦したばかりのドコモをさらに引き離す強力なネタを企画。

大人気作品進撃の巨人をテーマに移動基地局車を制作した上に
なんと前回は普通だった「人間Wi-Fi」部隊を
かなり完成度の高い「調査兵団」スタイルにコスプレさせるという「本気」を披露。

『つながらないを駆逐してやる!』を合言葉に大きな話題になりました。

KDDI、冬コミに「進撃の巨人」とコラボした“痛車”移動基地局を投入 - ITmedia Mobile

2014年夏、先行するKDDIは、コミケ開催を目前に控えた8月1日に同社のアニメ見放題サービス「アニメパス」繋がりで
TVアニメ「弱虫ペダル」のオープニングをKDDI社員で再現してみた動画を公開。

あまりの謎の完成度の高さと、逆に自転車のハンドルだけを持って走るシュールさが受けて
ネット上ではかなりの好反応を得たようです。

auアニメパス | アニメパスpresents コラボレーションムービー 「社員が本気で弱ペダOP再現してみた」詳細ページ

そして今回、8月15日から開催される「コミックマーケット86」ではどんな対決が待っているのか。

大好評の「弱虫ペダル」コラボ動画を披露したKDDIは、
コミケ直前となる8月12日そのまま弱虫ペダルの痛移動基地局車の投入をすることを告知。
今回もかなりのインパクトのある車両になっているようです。

ちなみにこの車両は、今年の夏から各地に投入されている
LTEで更なる高速通信が可能なキャリアアグリゲーション(CA)対応の最新版と思われます。

さらにコミケ85では調査兵団スタイルだった「人間Wi-Fi」はもちろん「弱虫ペダル」仕様に。
もちろんあの再現オープニングの格好のままの登場です。

新たな取組としては「人力スマホ充電器」なるものを設置。
これはケイデンス(回転数)計測機能を取り付けた自転車で、
なんと自分でペダルをこいでスマートフォンの充電が可能とのこと。

この過酷な暑さの中、そんな事をして大丈夫なのかとも思いますが
『充電という過酷なレースに是非チャレンジしてみてください。』とのことで
体力と体調に自信のある方はぜひ無理しない程度に挑戦してみてください。

あとKDDIは企業ブースとしても「アニメパス」として参加予定で
弱虫ペダル」限定グッズなども配布。
「コラボトランプ」や「描き下ろしポストカード」、
「コラボデザインの冷却材」なども用意されているそうです。

合言葉は『俺たちの電波を積んで走れ!』

今年の夏は「弱虫ペダル」!「コミックマーケット86」におけるエリア対策について~「アニメパス」ブースも登場~ | コンテンツ | au


さらなる引き離しにかかったKDDI
対するドコモは「dアニメストア」は好評ながら、
コミケ会場での戦いではこのままではKDDIに大きく引き離されてしまいかねない状況に
イベント開催前日となる14日に放送中のTVアニメRAIL WARS!仕様の痛移動基地局車の投入を発表。
前回の「そに子」と同じく横断幕を利用したものになるようです。

コミックマーケット86 | エリア | NTTドコモ

同社の強力なサービスである「dアニメストア」を活用し、(うたプリの)うちわ等の配布など展開ではあるものの
これでは前回のコミケ85の時とは基本的には変わっておらず
常に挑戦的な試みをしているKDDI陣営に勝つのは大変そうです。

ドコモ社内にもアニメ好きな人は多く居ることが予想されますので
ドコモの冬コミこそは一発逆転にも期待したいです。
あの大企業の中に潜んでいるアニメ好きのポテンシャルはこんなものじゃないはず。

ちなみに会場に投入する車両はクアッドバンドLTE対応車だそうです。


ここまで名前を出していませんでしたが
国内ケータイ3大キヤリアのもう1つ、ソフトバンクモバイルは今までにコミケらしい事はしていません。

今回のコミックマーケット86では災害時の利用などを想定して開発が進められている
「気球型のWi-Fi基地局」(車載係留気球Wi-Fiシステム)を持っていくそうなので、
その気球に何らかの人気アニメのイラスト等を貼り付けるくらいはやっても良かったんじゃないかなと思いますが
ソフトバンクとしては儲けにつながるわけでもありませんし今のところ興味無さそうなのが少し残念です。

アルドノア・ゼロの公式サイトが見づらい話。

f:id:kanro-neko:20140710041152j:plain

「アルドノア・ゼロ」アニメ公式サイトについて。

デザインを専門にやっているわけじゃないので
あまり偉そうな事は言えないのですが、
さすがに見づらかったのでメモ代わりに気になる部分を書いてみます。


一見、上にある作品タイトルの下のメニューをクリックすれば
それぞれの項目に辿り着けるようで
実は下にあるアイコン型の項目をフィルタリングして表示するためのボタンなので
その動作に気付かないと、何度も上のメニューをクリックしても目的の内容が出てこない。

それぞれのアイコンを見ただけでは、どれが何を意味しているのか分からず
結局はアイコンの下の小さな文字を一つ一つ読んで目的の項目を探す必要がある。
しかし「TVCM」などは1つ1つの項目が全て表示されているので項目数が多すぎます。


そして閲覧頻度の高い「キャラクター紹介」は
特にアイコンの位置の関係上、画面の変化が分かりづらく
最初は下の項目の変化に気づきづらい。

さらに「キャラクター」の項目に限った話では無いですが、
個別のキャラのアイコンをクリックして開くと、他の項目の位置が移動、
そのため順番にキャラを見ようとすると、視点とマウスの移動距離が余計に増えて疲れます。
また画面の位置によっては、思いっきり画面外にキャラ詳細が展開されるので
一人見るたびに画面をスクロールして位置調整をしないといけないのでさらに疲れる。

「Vs/003」など、文字を読んでも何を意味するのか分からない項目も複数あって
さらに混乱を招いているようにも思います。


最近のアニメ作品では定番の公式ツイッターアカウントへのリンクが見つからず
この作品には存在しないのかと思ったらどうやらページ一番上の部分をマウスオーバーすると
更新履歴と共にツイッターへのリンクが表示される仕様になっているようです。

これは下のアイコン表示に並ぶくらい分かりづらく気付きづらい。
ツイッターくらい、特に何もしなくてもトップページからリンクを表示させておけば良いのに
これだとまるで見つけられたくないので隠しているかのようです。


デザインにはものすごく凝っているのは伝わってくるのですが
さすがにここまで使いづらいと少し辛いです。

それぞれの項目・アイコンを見ただけで何が何なのか分かるような特徴的なものに変更したり、
例えば「MOVIE」などの項目を作り、その中に各「TVCM」へのリンクを張ったりと
大項目、中項目とカテゴリごとにページで分けると
トップページの邪魔なアイコンが減って、今より直感的になってストレスが軽減されそうです。

実はページ右上のボタンで項目のソートが出来たりと
見やすくするような工夫もみられるのですが・・・。


最近はこの作品以外にも、予算は掛かっていそうだけど
これは少し見づらいなと思うアニメ公式サイトが増えてきているようにも思います。
ウェブデザインって難しいですね。

ソニー「Xperia Z2」をZ1ユーザー視点でチェックしてみる。

事前の噂通り、MWC2014にて「Xperia Z2」(以下、Z2)が発表されましたので
Xperia Z1 SO-01F(以下、Z1)ユーザーとしてポイントをチェックしてみます。


>・外観/デザイン、ディスプレイ

端末のデザインはZ1と同様に裏表の両面ガラスに、
周りのフレームにも金属を使用しているものと思われるため
Z1と同じく高級感のあるものに仕上がっていますね。

ただこのデザインの流れは元を辿れば、
1年前に発売された「Xperia Z」から続くものなので
そろそろ新しいデザインの方向性にも挑戦しても良かったかもしれません。

それでも「Z1」最大のイマイチだったところだと思っている端末の横幅が
「Z2」では改善されているのは「Z1」と比較して非常に大きなポイントです。

具体的にいいますと、
Z1は5インチ・フルHDディスプレイを搭載しつつ、端末の横幅が約74mmと
手が小さな人はもちろん、そうでも無い人でも片手操作はギリギリの限界だったのですが、
今回発表された「Z2」ではディスプレイサイズが5.2インチ(フルHD)と少し大型化したにも関わらず
狭額縁を採用することにより横幅は73.3mmとわずか0.7mmですが小さくなっています。
縦も約74mmから73.3mm、厚さも約8.5mmから8.2mmと小型化しています。

実際に端末を手にしてみないとその差はどの程度の違いなのか分かりませんが
他社が次々と最新端末に採用しているのに、
ソニーは狭額縁を採用していないなど完全に出遅れていただけに待望の変化と言えそうです。

さらに「Live Color LED」技術により表示がさらに鮮やかになっているそうです。

重量についても軽量が図られており、
「Z1」の約731グラムから163グラムと大きくダウン。



・音楽機能

Xperiaを音楽プレーヤーとして利用している人がどのくらい居るのか分かりませんが
音楽機能もXperiaの特徴の1つなので機能も強化されています。

「Z1」が噂レベルだった頃から噂されていた「S-Master」は今回も見送られたようですが
その代わりに「S-Force フロントサラウンド」というバーチャルサラウンド技術を新たに実装、
これによりより広がりのある音楽が楽しめるそうですが、
個人的にはバーチャルサラウンド技術よりも、
ついに「ノイズキャンセリング(NC)」機能が搭載された事の方が大きなトピックです。

これにより電車の中など少し騒がしい場所だけでも
Xperiaで音楽を聴いてみようと思う人が増えるかもしれません。

もちろんハイレゾ音源にも対応です。



・バッテリー性能/スタミナ

一部で「Z1」は電池が持たないという話がありましたが
実際には少し違っていてバッテリーはかなり良く持ちます。

ただし、それは待ち受け時間の話であり
ディスプレイを点灯した状態だと十分とはいえない程度に消耗が激しくなります。
(あまり使わない日が続くと4日から5日目も狙えるほど電池が持つのですが…)

「Z2」ではバッテリー容量がZ1の3,000mAhから3,200mAhへと少し増えています。
ニュースリリースから情報は確認できませんでしたが
もし「Xperia Z1 f」と同じくメモリ液晶を採用してくれていれば
使用時のバッテリー性能もアップしていることが予想されます。



・カメラ

残念ながら「Z1」の時に大きくアピールしていたカメラ機能については
「Z2」では特に使用の変更は無さそうです。

新たに「背景ぼかし」という撮影モードが搭載されているようですが
これはT-MOBILE向けの「Xperia Z1s」にも採用されていることから
今後のアップデートにより「Z1」にも追加される可能性は高そうです。

動画撮影機能では最近の業界トレンドでもある「4K」での撮影が新たに可能に。
「4K」撮影は今後の標準機能になると予想されますので当然の対応でしょう。



・その他

他に「Z1とくらべて「Z2」が進化した部分は、
メモリが2GBから3GBへアップしています。
ROMは16GBと案内されていますが、
国内版では「Z1も」32GBへと強化されて販売されたことから
「Z2」も国内に投入される時は変更されるかもしれません。

プロセッサは「Z1」のSnapdragon 800(クアッドコア、2.2GHz)から
「Z2」はSnapdragon 801(クアッドコア、2.3GHz)に変わっていますが
これはそこまで気にしなくてもいいと思います。

IPX5/8等級の防水・防塵機能も引き続き採用されています。



・関連リンク
ニュース&トピックス | 会社情報 | ソニーモバイルコミュニケーションズ

Mobile World Congress 2014:4K動画撮影やハイレゾ音源再生も可能に――ソニーモバイル、「Xperia Z2」を発表 - ITmedia Mobile
S-Force PRO フロントサラウンド | テクノロジー | ホームシアターシステム | ソニー

2014年のスマートフォン・モバイル業界を少し考えてみる。

2013年は前半はドコモの設備障害などもありましたが後半になってくる
大きな障害はなくなり、各社比較的安定してきたと思います。

そして各社共にLTE整備とアピールの1年でした。
いずれのキャリアも自分のところが一番エリアが広い、繋がる、早い、調査で1位!と
過剰なほどアピールし続けたので、正直なところ消費者としてはうんざりなのですが
来年以降もそれは続きそうです。

LTEの高速化とその次のステップ

LTE関係で見ると、ドコモは2013年秋から1.7Ghz帯を利用して
最大下り150Mbps(Category4)サービスを開始。
2014年にはついにLTEを使った音声サービス「VoLTE」が開始される予定です、
当然通話料は現行より安く、定額プランなども用意してくることが予想されます。
CMでは既に始まっていますがクアッドバンドLTEや150Mbpsという言葉をよく聞くことになるでしょう。


KDDIではソフトバンクがプラチナバンドという言葉をCMなどで広めてくれた事を逆手に取り
プラチナバンドLTE(800Mhz)を大きくアピールした2013年でした。
またドコモと同様に2013年後半には150Mbps(2.1Ghz帯)サービスを開始、
2014年はUQコミュニケーションズのWiMAX2+を利用したTD-LTEサービス対応端末が増えそうです。


ソフトバンクモバイルイー・モバイルウィルコムの電波帯域や
基地局ロケーションを有効に利用しLTEを強化してきた1年でした。
2014年には早々にまずはイー・モバイルウィルコムを統合し
これらの動きはさらに加速するものと予想されます。
来年にはソフトバンクモバイルでもようやくプラチナバンドを利用したLTEサービスが開始される予定なので
他社に続いてプラチナバンドLTEとしてのアピールを強めてくることでしょう。

さらにはイー・モバイルウィルコムの実質ソフトバンク化により
既に保有している周波数帯は他キャリアと比べても多いのですが
それでも新しい周波数帯域の割り当ても狙っておりソフトバンクらしさは2014年も続くことでしょう。
割り当て直前には社長の過激な発言も見られそうな予感がします。


各キャリア共通の話題としてはiPhone5s/5cでは
最大下り100Mbps(Category3)にしか対応していなかったiPhone
150MbpsのCategory4やTD-LTEに対応してくるかどうかに注目されます。

次期iPhoneの次の驚きは

デバイス面で見ると、2013年はようやく使える良い端末を出してきたのに
NECカシオやパナソニックが個人向けスマートフォンから撤退という悲しいニュースがありました。
パナソニックスマートフォン参入そのものが他社より遅かったので出遅れた影響も大きそうですが
比較的初期から積極的にMEDIASやG'zOneで頑張っていたNECカシオの撤退は悲しいです。

2014年にはスマートフォン需要もひと通り行き渡りそろそろ一段落してきそうです。
そうなった時に消費者に選んでもらえる個性のある端末をリリースできるかがメーカー生き残りの鍵となりそうです。

3キャリア全てで取り扱いが始まり、さらにはSIMフリー版も国内販売もついに始まったiPhone
2014年もその勢いを料金優遇や国民性も手伝って維持するとは思いますが
世界的に見ると勝負の1年になるかもしれません。

iPhone5からiPhone5sはカメラの強化や指紋認証対応、
64bit対応などがありましたが以前に比べて目新しさは減っていると言わざるをえない範囲で
これまで世界に驚きを与えてきたiPhoneに新しい価値を
アップルらしい洗練されたUIと合わせて付加できるのかに注目が集まります。
端末そのもののデザインもiPhone4の時から大きく変わっていませんので
新しく美しいiPhoneにも期待したいですね。

2014年はウェアラブルデバイス元年になるのか

また2014年には新しいデバイス、ウェアラブルデバイスが軌道に乗るかも大きな注目ポイントの一つです。
そのウェアラブルデバイスの中でもGoogle glassはガジェット好きの間でも大きな話題を呼んだ注目デバイスですが、
それがいよいよ一般向けに販売が開始される予定です。
しかしそれが上手く普及するかどうかは、使い方や新たな価値を明確にアピール出来るのかに掛かっています。

もし上手く軌道に乗れば2015年、2016年には日本でも利用者が見られるようになってくるかもしれません。
ガジェット好き以外の一般向けにも普及が始まれば
不振が伝えられている昨今の大手メガネメーカーにもチャンスがあるかもしれませんので
その時まで各社何とか頑張ってもらいたいところです。


ウェアラブルデバイスといえば既に一部メーカーから販売が開始されているスマートウォッチがありますが
こちらも今のところ流行っているとはいえない状況が続いています。
持っていればこんなに便利だ、だとか、こんなに格好いい!というアピールがそろそろ出来ないと不味いかもしれません。

ウェアラブルデバイス業界が軌道に乗るかどうかで最大のポイントになるのがアップルの参入です。
もしアップルが噂のスマートウォッチ・iWatchやグラス型デバイスを洗練されたデザインで投入することがあれば
スマートフォンやタブレット端末のように一気に業界が活気づくことが予想されるだけに
それまでに各社は魅力的なデバイスが作れるように万全の準備をしておく必要があります。

「カメラ付き」も本格的な高画質化の時代へ

シャープのカメラ付きケータイが発売されて13年以上となりますが
これまでは一般にアピールしやすいことから「高画素」を各メーカーが進めてきました。
しかし、少しカメラに詳しい人から見ると「高画素化」と「高画質化」はイコールではなく
むしろ過剰な高画素化は画質面でデメリットがあるほどでした。

しかし2014年ではようやく日本市場向けのスマートフォンにも
本質的な高画質化が始まったと言ってもいいと思います。

現在、世界のスマートフォンの多くにはソニー製のイメージセンサExmor R(RS)が搭載されていますが
iPhone 5sXperia Z1、AQUOS PHONE ZETA(SH-01F)を始めとして
明るいレンズ、大きなイメージセンサの搭載などが大きくアピールされました。

大型センサや明るいレンズは本職のデジタルカメラでも流行っている有効な高画質化の手段なので
これがさらに進めば今までとは1ランクも2ランクも違う写真をスマートフォンで撮影することが出来るでしょう。

日本国内向けには販売されていませんが同じく高画質カメラが売りのLumia 1020など一部のスマートフォンには
写真撮影時に多い手ブレでの失敗を大きく減らすことが出来る光学手ブレ補正まで搭載されています。

日本メーカーでもこれまでケータイカメラに、
光学ズームやキセノンフラッシュなどを搭載してきた事もありましたし
1つのアピールポイントとして高画質カメラが来年以降再び盛り上がりを見せる可能性は大きいと思います。



というわけで2014年は各キャリアのLTEアピールがさらに加熱する中
VoLTEなどLTEの次の技術が年の後半には体験することが出来るようになり
一般向けにも広く普及してきたスマートフォンは個性を活かせるかどうかが生き残りのポイントとなることでしょう。
そして注目の集まるウェアラブルデバイスが
上手くスタートダッシュを決められるかを判断するポイントになる年にもなりそうです。

PULLTOP「ココロ@ファンクション」体験版レビュー

f:id:kanro-neko:20130831150326p:plain

今回はPULLTOPの最新作ココロ@ファンクション!体験版について
簡単にですがレビューを書いてみたいと思います。
(以下、体験版のネタバレあり)



評価の高かった前作からガラッと変わりSFがテーマとなった今作ですが、
実際に体験版をプレイしてみると、前作でも素晴らしかったワクワク感が
このココロ@ファンクション!にも感じられてとても楽しかったです。

そんなワクワク感もあってプレイし始めてすぐにストーリーに引き込まれましたが
それだけに一気に完璧な状態から信頼を失ったときは凹みました。
でもどん底から信頼を取り戻していくこの感じ、熱い展開じゃないですか!



ゲームのシステム面ではPULLTOP作品らしく、特に不満なく
ショートカットキーやマウスジェスチャーの他に
個人的に必須だと思っている音声スキップ(ボイスカット)のON/OFF設定と
オートモード中にエンタキーを押してもオート継続にも対応しているのが嬉しいです。

f:id:kanro-neko:20130831150327p:plain



プレイ中に用語解説が表示されるのも良いですね。
作品のテーマがテーマだけに固有名詞も多く登場すると思うのですが
こうやって用語解説があることによって、
間違って理解したまま適当に進行してしまうことを防げるので助かります。

f:id:kanro-neko:20130831150328p:plain
△メッセージウィンドウの右上に用語解説表示


あと面白いと思ったのが、物語中に何度も登場するメールの送受信画面で、
表示される受信メール画面には、その時時に合わせてちゃんと本文が書いてあるのが細かくて凄いと思いました。
通常なら本文部分は白紙にしてもおかしくないところだけに製作者のこだわりを感じました。

f:id:kanro-neko:20130831150329p:plain



最近のPULLTOP作品といえばグラフィックが動的になっているのが特徴だと思うのですが
それも強化されていて前よりもよく動いているように思い、プレイ中もとても楽しいです。
公式サイトやムービーにも使用されている水菜の振り向きカットは何度見ても可愛いです。



f:id:kanro-neko:20130831150330p:plain

そんな可愛い水菜もただメインヒロイン的に可愛いだけではなく
実は少しブラックな裏もある、ただのメインヒロインでは終わらないメインヒロインで
それが飽きの来ない楽しさを備えています。
体験版をプレイすることで水菜の評価がかなりアップしました。


もキャラ紹介にあるオシャレ少女という言葉から
もっとさっぱりした性格なのかと思いましたが、
そこには見た目以上の可愛さも加わってデレるとすごく楽しそうです。


朝顔は太陽に対してクールな態度をとっているものの
どこかで太陽のことを気にしている感じがして、何だかんだ言っても可愛い妹ですね。
羽鳥いちさんボイス効果か、短いセリフにも破壊力バツグンの可愛さがあります。
さすが、ラブリーキュートなあなたのシスターエンジェル!
ちなみに体験版での気に入ったセリフは、「・・・なんか変なメールきた」です。


めばえいぶきの白草姉妹は体験版ではあまり会話はありませんでしたが
双子キャラなのにそこまで双子っぽくない不思議な感じが魅力です。
この大空に、翼をひろげて」の亜紗と依瑠とくらべて身長は2cmしか変わらないのに
そこまで小柄に見えないのも面白いところ。
めばえいぶきはデレると最高に可愛くなりそうなので製品版が楽しみです!



そしてベルですよ! ベル
なんですかあの可愛いコンシェルジュアプリなキャラクターは。
バージョンアップ前も可愛かったのですが、バージョンアップ後の可愛さが異常です!
アプリとは思えない人間らしい態度を取りつつ、太陽のことを信じてる、既にデレてる、そして見た目も可愛い!って、ベル最強じゃないですかもう。

f:id:kanro-neko:20130831150332p:plain

自分のスマートフォンにもベルが欲しいくらいです。
ベルのウィジェットやアプリなんてあると、
いつでもベルを眺められて楽しいと思うのですがどうでしょう?PULLTOPさん?
ぜひベルのウィジェットアプリの検討お願いします!



体験版の時点ではまだまだ謎の多いココロ@ファンクション!ですが、
ここから先のストーリーが非常に気になる楽しくも引き込まれる作品でした、名作の予感がします。

ところで聖の友達Aと友達Bには名前はあるのでしょうか?
気になります!



PULLTOP 公式サイト
『ココロ@ファンクション!』



ベル搭載スマートフォンのイメージはこんな感じでしょうか。

f:id:kanro-neko:20130831191947j:plain

小説「天使の3P!」第2巻の発売日決定!

昨年6月に第1巻が発売された「天使の3P!」ですが
ようやく第2巻の発売情報が告知されました!

第1巻の発売以降は短編は掲載されたものの
2巻はどうなるのかと心配していた時期もありましたが
しっかり発表されました。

そんな「天使の3P!」第2巻の発売日は、10月10日
どうやら正式なタイトルは「天使の3P!×2」となるようです。

あらすじには、2巻にしてもうキャンプとかお泊りとか
盛り上がる要素のキーワードが見えていますので
楽しい作品になることを期待しています。


第1巻ではキャラクターの数は十分だったのですが、
それぞれの特徴や魅力が十分に引き出せていないと感じたので
そこが上手く表現されていると嬉しいですね。

メインの既存キャラには今から大きなキャラ付けは難しいかもしれませんが
隠れた魅力が発見できれば作品としての魅力も大幅アップするはず。

ロウきゅーぶ!」には無かった要素として、
妹のくるみの活躍がもっと増えると個人的にもかなり嬉しいので、
その辺りにも大きく期待しています。

アニメの話とか色々と。(7月01~22日)

・新作アニメの話

どれもほぼ放送前の期待通りの出来で楽しく見ています。

期待していた中ではファンタジスタドールが思ったよりも朝アニメテイストが強いので
ここだけ少し気になる程度ですが特に大きく期待から外れた作品は今のところ無いです。

ネプテューヌも結構頑張っていると感じるアニメなので期待度は高めです。
ブラッドラッドが思ったよりも面白そうだったのは予想外でした。



・「ロウきゅーぶ!SS」の話

当然、大きな期待をしていて楽しませてもらっている「ロウきゅーぶ!SS」ですが
どうやら原作13巻までアニメで放送しそうな事もあり、
展開が早くまだ最新13巻を読み終わってないので
アニメに追いつかれないかと恐怖感を感じつつ、早く読まなければ。

アニメ公式サイトで開催中のMVP投票では2週連続で真帆が1位だったのは想定外でした。
1回目に智花で2回目からは6年生が順番に1位を取れれば、というイメージだったのですが
こうなってしまっては3週目移行の結果も予測不能。
メイン以外のメンバーが勝つことはまず無さそうです。

アニメのOP主題歌でRO-KYU-BU!の歌う、「Get goal!」がオリコン週間11位にランクイン、
あともう少しでベスト10だったのですが惜しかったです。



Googleマップ アプリの話

iPad対応でiPadユーザーの評価は高いようですが
道路の色変更を中心に不満も多い様子、
他はともかく県道の色を無くしたのは確かに見づらいので早めに修正が入るといいのですが。



・宇宙の話

8月はH-IIB 4号機やイプシロンなど注目の打ち上げがあるので
時間のある方は是非見ていただけると楽しめるかと思います。

打ち上げ時間はH-IIBは4日の早朝、
イプシロンは22日の昼過ぎ予定だったはず。