NTT docomo「dstick01」が届いたので簡単にレビューしてみる。(第3回目)
続いて「dstick」を利用する上で必須となるリモコン機能。
これはスマートフォンで「dstickリモコン」アプリをダウンロードすることで使用可能になります。
基本画面はこのような感じになっていて
真ん中の面積の広い部分はポインタを動かすために使います。
ノートPCに搭載されているタッチパッドを想像すればいいと思います。
そのポインタ操作部分の右にあるのがスクロール操作部分で
上下になぞることによりページを送ることが出来ます。横移動は出来ません。
上部には前の画面に戻る、「戻る」ボタンの他に
テレビの電源をOFFにすることができる「電源」ボタンや
「dstick」本体の音量を操作するボタンが配置されています。
下部にあるのは各サービスへのショートカットになります。
では、動画再生中はどうなるのかと言うと、
こんな感じ。
ポインタ操作部分に動画のタイトルや再生時間、
シークバーや再生・一時停止ボタン、画質切り替えボタンが表示され
意外な充実っぷりです。
特に直接シークバーが操作できるのは良いと思います。
「dstick」はdマーケットのサービスを利用するための製品ということで
KDDIなど他社が同時期にリリースしているスマートTV製品と比較して
自由にアプリが利用できないなど性能が大きく劣っていますが
実はダイアログ表示やシステム情報を見て分かるようにAndroidベースで作られているようです。
さらに「dstick」にはバージョンアップ機能を備えており
追加して欲しい機能の意見募集も積極的に行なっており今後の機能強化にもある程度期待できそうです。
しかし、その前にまずはコンテンツのdstick最適化を最優先で進めていただきたいところです。
最後にこの「dstick 01」は買いかどうかと言われれば
正直なところ現状では9,000円近くを出すには微妙と言わざるを得ません。
まずは非対応コンテンツの多さ、
テレビでのコンテンツ視聴のために普段スマートフォンなどで利用している時よりも
大幅に対応コンテンツが減っては意味がありません。
次にリモコンアプリの操作性ですが
極端に使いづらいというわけではありませんが
わざわざちょっとした操作するためにはスマートフォンを使わないといけないのは正直面倒。
他社のスマートTVデバイスのようにちょっとしたリモコンが欲しかったです。
ただしHDMI端子に接続するだけでテレビを買い換えること無く気軽に利用開始できることや
コンテンツの対応状況を理解した上で購入するならありかもしれません。
当然、その上で約9,000円という価格に納得できればという話になりますが。
というわけで、大きな気になるポイントはこの2つでしょうか。
先程も書いたように「dstick」にはバージョンアップ機能が搭載されています。
やはり5インチ程度の電池の減りの早いスマートフォンで視聴するよりも
自宅のテレビで視聴したほうが楽しいですし、これからの可能性を感じる製品でもあります。
それだけにこれらの不満点がアップデートにより改善され使いやすく、楽しいデバイスなることを期待しています。
その頃には「dstick 02」になっているかも知れませんが
「dstick」が今回限りで終わらずに積極的に続いてくれることを楽しみにしています。