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ソニー「Xperia Z5」2ヶ月使用レビュー 新搭載の指紋センサーなど

モバイル

ソニーは「Xperia Z4」以来となるフラッグシップ機「Xperia Z5」シリーズ3機種のうち、
Xperia Z5」を国内ではNTTドコモKDDIソフトバンク向けに10月29日に発売しました。

その「Xperia Z5」を発売日当日に購入してから
約2ヶ月ほど使用したのでここまでの感想をまとめてみたいと思います。

今回、購入したのはドコモから発売された「Xperia Z4 SO-01H」です。

<気になる発熱は?>

まず「Xperia Z4」の前例があるために
気になる人が多いであろう本体の発熱について。

発売前、発売後から様々なメディアや個人から
発熱に関するポジティブ、またはネガティブなレビューが公開されていますが、
実際に使用してみてからの結論から言いますと、特に問題はない、と考えます。

現在、スマートフォンは処理性能の向上や高負荷をかけるゲームアプリなどにより
1GHzのシングルコア時代のように発熱を感じないというのは難しくなっており
実際、「Xperia Z5」も背面の発熱を感じます。

ただ熱くて手で持てないというレベルの発熱は通常使用時には体感することはありませんでした、
通常以外の使用時として初期セットアップ時(全ての購入済みアプリを一気にダウンロード、インストール)、
ソフトウェア・アップデート時などは相当発熱することを確認しています。

アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」もサービスインから楽しんでいますが
普通にプレイしている範囲では異常な発熱はありませんでした。

処理性能については「3D軽量」「PRO」であれば15曲ほど連続でライブしても
極端な処理性能の低下など大きくプレイに支障が出る状態は確認できませんでした。


カメラ性能について

Xperia Z5」の売りの1つが「Xperia Z1」以来となるイメージセンサーの刷新です。

2300万画素のExmor RS for mobileを搭載し
Xperia Z4の2070万画素のExmor RS for mobileからも数値上の違いが見られます。

中でもソニーは高速オートフォーカス(AF)をカメラ機能では最大のアピールポイントとしており
ソニーによれば最速0.03秒で合焦するとか。
(同時期に発表されたF-02Hの高速オートフォーカスでも0.14秒だとか)

実際にカメラ機能を試してみたところ
確かにすぐに分かるレベルで「ピッ」という電子音と共にフォーカスが合うのがわかります。
この速さになれると他のスマートフォン等で撮影したときに遅いなと思うくらいです。

それだけに、机の上にあるような近くのものを撮影するときなど
いつもより少しフォーカスが合うまで遅くなる場合は少しストレスを感じます。

逆に風景や広い場所で撮影する際はサクサク撮影できるので
写真を取るのが気持ちいいです。

画質についてもXperiaシリーズらしく非常に優秀だと思います。

注意点としては、Xperia Zシリーズは標準で高画質表示の「X-Reality for mobile」機能がオンになっており
端末上で見ると実際の写真以上に綺麗に表示されてしまうので
人に見せるときやプリントするときは機能をオフにするか、PC等で再確認するなどしたほうが無難かもしれません。

新たに搭載された指紋センサーについて

Xperia Z5」のもう一つの売りがXperiaとしては初めて搭載した指紋センサーです。

富士通を初め、他社のスマートフォンでは採用例は昔からありますが
ついにXperiaにも搭載された形です。

指紋センサーの仕様としましては従来のスワイプ方式ではなく
アップルのiPhoneなどにも採用されている静電容量タイプとなっており
指をセンサーの上に乗せるだけで認証し、光学タイプのようにスワイプする必要はありません。

GALAXYなど一部を除き、Android端末では背面にセンサーを搭載することが多いですが
Xperia Z5」ではこのセンサーを端末側面の電源ボタンに内蔵しました。

これによりスリープ状態の端末を電源ボタンで解除してから
そのまま指を置いておくと指紋認証をしてロックが解除されるので
ホーム画面が表示されるまで無駄な動きをしなくてもいいというメリットがあります。

デメリットとしては
ロック画面に表示されている通知だけを確認したいときに意図せずロック解除までしてしまい
ホーム画面が表示されてしまう事があります。
充電のために接続していたmicroUSBケーブルを外した時も同様です。

この状態を回避するための対処法としては
指紋登録していない指を覚えておく、(登録してある)親指では第一関節の部分でボタンを押すなどの
工夫が考えられますが自身の使いやすいやり方を見つけるといいでしょう。

肝心の指紋の認証精度については改善の余地ありと判断します。

端末の側面にセンサーを搭載した事によりiPhone等の丸型のセンサーと比較して
認証がシビアになっているように感じます。

5回認証に失敗するとPIN入力画面が表示されるのですが
3回ほど連続失敗するときは大体そのまま認証しません。

逆に正しく認証するときはとても素早くロック解除されます。

この手のセンサーは水分など指の表面の状況に左右されるものですが
別回線で使用しているiPhoneに比べて失敗率は少し多いように思います。

どうしても失敗率が多い人は指紋の登録をやり直したり
同じ指で複数登録するなどすれば認証率がアップするかもしれません。


気になるところ ~ バックライトや指紋センサー

他に気になるところも書いておこうと思います。

まずはバックライトの品質について、
個体差はあるとは思いますが、以前のXperiaと比べてバックライトの数を減らしているのか
色に"むら"がある端末がよく報告されているように思います。

具体的には液晶の中心あたりが周りと比べて暗めに見えます
これは背景が白色の画面で目立ち、それ以外だと分からない程度のもので
手元の端末でも確かに白背景の場合は影のようになっている部分が少しあります。

程度が酷かったりどうしても気になる場合はショップに相談してみるといいかもしれませんが
交換されたとしてもその端末で前端末よりマシになっているとは限らないので
受け取り時にしっかり確認さえて貰えないと完全にギャンブルになるので注意が必要です。(通常は購入時にユーザーに確認させる端末チェックは外観の傷のみなので)

私は保護フィルムも貼ってしまっていることもあり、もう少し使ってみようと思います。


バックライトの自動調光についても少しクセがあるようです。

以前のXperia端末を比べて不安定に感じます。
見やすい程度に明るめに設定したつもりでも少し暗めに自動調整されたりして
なかなか自動にしている限り好みの明るさに設定するのは難しいです。

テストモードを起動して確認してみたところ搭載されている照度センサーそのものは動作しており、
一部ではAndroid6.0へのアップデート時に修正されるとの話もあるので
ソニーとドコモには早く修正されたソフトウェアを公開してくれることを期待しています。


電源ボタン(指紋センサー)の埋没についても一部で報告があるようです。

2ヶ月近く使用した手元の「Xperia Z5」をよく確認してみると
僅かですがボタンがずれて引っかかっているのに気づきました。

具体的な状況としては縦長のボタンのフチが端末上部側だけ見えています。
しかしボタンとしては普通に押せていたし、指紋センサーも問題なく機能していたので
気づいていないユーザーも多いのではないでしょうか。

元に戻し方としては、指先の摩擦を利用して
ボタンを押したまま戻したい方向にゆっくりと押していくようにスライドさせるとカチッと元の位置に簡単に戻りました。

一度戻したあとは今のところ大丈夫そうです。

で、「Xperia Z5」ってどうなの?

全体としては満足度の高い端末だと思っています。

カメラは高速なオートフォーカスで画質も綺麗だし
Xperiaシリーズ初の指紋センサーも
机の上に置いていてもケースを付けたとしても(背面よりは)使いやすい位置に搭載されたし、
背面のフロストガラスはさらさらで手触りが気持ち良いし。

チップセットに関しても、他社は発熱を嫌って処理性能などが劣るSnapdragon808を搭載したところを
Snapdragonシリーズとしては現状最速の810を搭載し、高速処理を実現しています。

GPUも808がAdreno 418なのに対してAdreno 430となりますので
昨今の処理性能を要求されるゲームが増えてきている状況では大事な要素です。

実際に購入してみるまではやっぱり心配だった発熱については
製品版を使用してみて大きな問題は無いと確認できました。

しかし細かいところを見ると
製品の品質が落ちていっているのではないかと心配になる部分もあります。

最近のハイスペックなスマートフォンは金額として安くない買い物なので
日本メーカーのソニーにはこれからも製品の品質向上に努めていただきたいです。